
さてトヨタbZ4XのOEM版のスバルソルテラという車があることを皆さんはご存知だろうか?
電気自動車としてデビューしたこの車、トヨタのRAV4を電気自動車にしたbZ4Xという車のスバル版なんですよね。
※BEV専用プラットフォームやら共同開発やらいいますが、その定義は置いといて実態はそんな感じと言う意味です。
そのbZ4X、ホイールボルトが外れるというリコールに始まり数多くのトラブルが発表されていますが、
日本ではそもそも売れておらずめったに見ないと言う。
わたくしの住む東京都城南エリアでは電気自動車は多いのですが、ほんとに見ない。
たまにタクシー車両は見ますが、売る気のない車なのでマジでテスラやBMW、メルセデスの電気自動車よりも見ないです。
そしてその兄弟車のソルテラ。
OEMで意匠を変えただけの車ですが、パッケージだけ差をつけていますよね。
共同開発・・と聞けばがっつりやってそうな印象を持たれる方もいそうですが、外観を規格の範囲で「こんなデザインでけますかね?(チラ)」な掛け合いでも共同開発と言えますのでBMWスープラ同様に認識の範囲には注意が必要なわけですが、そのトヨタといえば後追いが有名ですよね?
昔から他のメーカーの良いものを後追いで採用し、先行しているのを塗り替える戦法です。
ホンダのストリームなんかはほんとにわかりやすいレベルでそれが起きました。
また安全装置等々についても他社先行でコストが落ち着いてきたらそれをそのまま導入・・とか。
トヨタといえばデンソーですが、そのデンソーに「あなたたち用意できないでしょ?」と海外のメーカーのを採用したりするってのも有名な話です。
それも割とはっきりした切り替えがあっていきなり輸入車並みに仕様が揃ったことがあったんですよね。
当時はそっち側にいたのでその裏話を聞いてうわぁ・・・と思いました。
最近ではハンマーヘッドのデザインを続けていますが、あれもボルボがあのデザインのはしりです。
V40、つまり2016年ころにトールハンマー型のデザインをヘッドライトに採用。
そしてホンダも同様の類のヘッドライトをインサイトなどから展開していました。
でも今やあのデザインはトヨタ発祥・・みたいに思われている方もいるようで。
そんな良いものは後から導入!・・みたいなのが多いわけですが、それを再び思う車がありました。

それが今回の話題、新型のソルテラです。
顔の意匠を一新。リアはそんままでbZ4Xとの差異はわずか。
不人気だった樹脂フェンダーはカラード化。
今までのオフロードイメージから都会っぽい印象になりました。
ちょっとリーフ感を感じるのは置いといてその顔は思い切った変更をしています。
本家bZ4Xも・・


この通り。
共通点は今までのヘッドライトの位置にあるのはいわゆるスモールライト/デイライトです。
ヘッドライトユニットはその下のフォグランプに見えるのがそれです。
クラウンスポーツと同様のレイアウトですが、ヘッドライトの位置を下げる必要が出てきているんでしょう。
高いと歩行者や対向車にモロに光源からの光が入りますからね。
やっとトヨタもそれをやってくるようになったかぁ・・と思ってたんですが、ソルテラのそれを見てて「ん?」となったんです。

そのデザインと位置関係はポルシェのそれじゃない?・・と。
ポルシェのこの横線部分もスモール/DRLです。
で、ヘッドライトは下。
ここだけ見ると、ほんとに似てるなぁ・・と。
もちろん全体の雰囲気やシルエットは全く違うのでいいんですが・・
まぁトヨタみたくハンマーヘッドデザインをそのままというわけにいかないので、
なにかせなあかん・・となっての結果でしょうけどねぇ
そんなことを思いつつ、自動車の形が似ている以上、そういうのも似てくるのは世の常。
多少似てても主観の問題で終わらしておくのが良いんでしょうね。
まぁでもねぇ
そんなわけですが、bZ4Xもソルテラも見た目を大幅アップデートしてきたわけです。
ちなみにインテリアは小変更でいまどきの輸入車っぽいレイアウトになってます。
それでテコ入れを始めていくのは方針からもわかるわけですが、
果たして日本でどれだけ伸ばせるのか?
その前にスバルのお店に急速充電器を置くのが先のようにも思いますが、
展開が気になるところです。
本日はここまで。
画像出典:トヨタ自動車 スバル ポルシェ