
さて、世の流れは電動化です。
その電動車の定義ですが、現時点では電気自動車とプラグインハイブリッド車というのが世界の常識。
充電できないHEVは排ガス規制の手につかえても電動車扱いにならないので、BEVとPHEVに最終的にはしていこう・・というのが、
2035年までの目標となっています。
でも割と早い段階でPHEVは排ガス規制の観点からすると弱いのでは?・・という話が以前からありました。
その理由は「充電をメインにつかうユーザー、少ないんじゃね?」という見方から。
で、もちろん調査もされ、その結果PHEVを電動車から外したほうが良いのでは?・・といった意見も。
ただ2035年まではOKとしていたわけで、また多少なりとも効果はあるのでどうなるかは未定。
ちなみにトヨタはHEVだけでは排ガス規制がクリアできないので欧州ではPHEVをバンバン増やしていたりします。
で、この前提はカタログ値と実際の数値の乖離から始まっています。

出典:T&E
左がカタログ値です。
これだけでいうとエンジン車よりも-75%と大幅に削減できています。
一方右の実走行データーでは-19%しか効果がでていません。
日本の媒体がこれらのニュースをプラグインハイブリッド車としっかり書かなかったので。
それを読んだ方がHEVと勘違い。
そしてそのままEUの文句を炸裂させるようなこともありました。
まさに媒体の正確性って大事・・と思う出来事でしたが、実際問題そんなもんです。
個人的にはPHEVはとっても中途半端と思っています。
理由はシンプル。
PHEVを一生懸命充電して充電のみで運用している方を割と多く見るので。
それだけ熱心に充電できるなら、電気自動車でも問題ないわけで。
そうなるとエンジンってただの錘でしかなくなるわけで。
よくBEV否定派はバッテリーを製造時に云々〜・・みたいに言いますが、それはHEVから同じです。
もちろんPHEVも。
そうなると電気自動車に投げかけているそれらのネガなコメントも前提がおかしくなりますよね?
PHEVが最適解!・・も「へ?」となるわけで。
そもそも部品点数の数が大きく違うので、それらの製造を鑑みるとその点でも電気自動車はメリットああるわけで。
困るのはその部品メーカーですけどね。
というわけで、今後この話題はどの方向に進むのでしょうか?
本日はここまで