
さて、世の流れは電気自動車です。
パリ協定に合意している国は特にそう。
仮にそうでなくてもそれだけの国が電動化を進め、排ガス規制がかかればその市場ではそのロジックに従わないといけないわけで。
そんな中、トヨタの売り上げは最高潮。
各メーカーが苦労している隙にその隙間商品で稼いでいる・・といっても過言ではありません。
よくこれらの話であるのが「世界一売れているトヨタは世界一の車なんだ」という意見。
その売れているという点ではそうかもしれませんが、それぞれの目的、たとえば高級車等々となればこれは違ってきます。
これは考えればわかることですよね?
そういう点を考えず、単に世界一売れているから世界一ってのは短絡すぎで単に「売れる車」を作っているということにしかなりません。
トヨタは後追いの組み立てメーカーと揶揄される理由はそこにあります。
え?そんなことない?
いや、車関連にある程度深く携わったことがあればそれは明確にそう思うはず。
ちなみにトヨタはハイブリッドと思われがちですが、ハイブリッドの販売台数は日本ではトヨタの日本販売台数のおおよそ半分です。
それ以外はガソリン車等々が多いといいことで、世界で見ると3割を切ります。
トヨタの会長が「電気自動車は売れても3割」ってのは自分のところのそれを超えれると思っていないことから来ているんだろうなぁ・・と思う方も多いと思いますが、2035年までのスケジュールの10年残している現時点でヨーロッパは2割を超えていますので、実態は違うものになりそうです。
そんな電動化で2035年までOKなのがPHEVです。
日本でもなぜかPHEVはBEVより良い・・みたいな話がありますが、最近PHEVの排ガスが思ったより低減していない・・という話がありました。
これは欧州では結構前から言われていたことですが、この話はPHEVについて想定されていたパターンより充電せずに使うケースが非常に多かった・・ということによるもの。
日本ではちょっと事情が変わりそうですが、ヨーロッパではそのようになっています。
ちなみにトヨタもヨーロッパではPHEVを増やしています。排ガス規制を超えるため。
だがしかし、日本ではどうでしょう?
声が大きめの方から聞こえてくるのは「ガソリン使ってない」「電気だけで走ってたらガソリンが古くならないようにエンジンが勝手にかかる」「たまに遠くに以外は電気だけで走っている」という話。

それらの内容を見るたびに思うんですよ。
「あんたら、電気自動車でも大丈夫やで?」と。
PHEVは受電能力が電気自動車よりも低く、容量も小さいです。
つまり、その小さなバッテリーに充電するのに多くの時間がかかりコストも高くなるということです。
これ、下手すると同じコストで大きいバッテリーに倍以上の電気を充電できる可能性があるんですよ。
つまり、今のPHEVでそのような電気主体の運用ができているのであれば、電気自動車でも問題はなく、
なんならより使いやすくなるわけで。
え?たまの長距離でエンジンがいる?・・て???
普段はそれだけ要らない機構を背負って走っているとも言え。
これ、バッテリーの重量云々よりも影響度合いは大きいと思うわけで。
そんなわけで、海外ではバッテリーに充電するケースが少なく、
日本では逆にエンジンを使わないケースが目立っているように思えるわけですが、
もしPHEVでほとんど電気走行しかしていないのであれば、マジで電気自動車シフトができるように思ったり。
というわけで、マジでそういう方は電気自動車でいいと思います(笑
本日はここまで。