
さて、日本の媒体を見ていると、電気自動車否定派がいるのでは?・・と勘ぐりたくなるくらい、偏向報道が繰り返されています。(キッパリ)
日本を代表する経済誌でもその有様。
ある程度、電気自動車に興味があり、海外のニュースや動向を読める方ならそれにひっかかることはないでしょうけど、
日本ではそれを鵜呑みした否定派の主張がよく見られます。
それらとセットになるのは「ハイブリッドが最適解」といった言葉。
面白いのはフルハイブリッドしか認めておらず、そしてそれらのリチウムイオンバッテリーは電気自動車のそれと違って環境汚染もなく燃えない・・みたいは話。
これだけで答え合わせになるわけですが、ぶっちゃけ全方位言うてたのがいつのまにかマルチパスウェイと横文字になり、
それらの否定派も全方位からマルチパスウェイと言葉を変えたのがまぁなんとも・・と思うわけですが、そんな環境でも世界は電気自動車に向かっています。
ヨーロッパの計画がつまづいたのはウクライナとコロナの影響が非常に大きいのは言うまでもなく、それによる遅延がもろに現在に影響がでていたりします。
それでも修正しつつ進めていっているのは明らかなわけですが、その様子を日本では「欧州の電気自動車はオワコン」と言っています。
世界の電気自動車の増加は続いているわけで、それは数字でも明確なわけで。
そんな日本の媒体でドイツが電気自動車失敗、ハイブリッドに〜・・みたいな話題がありました。
そのドイツの8月のシェアが出ましたのでみてみましょう。

ちなみに世界の基準/定義はEV=BEV&PHEVとなります。
よくPHEVはハイブリッド車だ!・・みたいに言われますが、世界の基準は「充電できるか否か?」・・で分けられています。
そのPHEVは充電より燃料で走っているから実は環境によくない・・という話が数年前からありますが、
2035年に向けての選択肢としての意味合いが強いことを知っておく必要はあるでしょう。
※PHEVはいずれ廃止の対象となっています。
さて、ハイブリッドが増えているというドイツですが、見方としては「補助金がなくなった」というのも加味してやる必要があります。
その前提で見た場合、インセンティブ撤廃の影響があれど、2年前の水準をわずかに下回るくらいというのは良い傾向といえ、
2025年の累計は最終的に同水準もしくは微増ということになるだろう・・と予想されています。
いずれにしましてもヨーロッパのそれ以外の国では増加傾向が明確なので、遅かれ早からそれに巻き込まれる形で変化が予想されますが、
どちらにしましても環境規制の対応であのトヨタでもPHEVシフトが必須になっていることは、その方向性が確実であると言えると思われ。
さて、その8月にどの電気自動車が多かったか?

もちろんドイツといえばVWグループの独壇場です。
フォルクスワーゲングループの車&OEMがトップ20に11台もいるという。
テスラの失速が明確ですが、この中に日産もトヨタもいないと言うことがヨーロッパでのシェアの低さを物語っているように感じます。
ただ・・

グループ単位でみたら日産がルノーと合わせてでてきます。
ただ、フォルクスワーゲンの強さがすごいですよね。
尚、トヨタはここにランクインしていません。
そんなドイツ市場ですが、CセグメントのBEVがこれからどんどん発表されていきます。
それでドイツの市場がどのようになるか?・・が日本での展開の予測になるかも?しれません
本日はここまで。