
さて、電気自動車といえば充電です。
この特性における理解の問題が普及の足枷になっているように思うわけで。
その理解すべき内容はいろいろあるわけですが、今回は急速充電器におけるよくある誤解をご紹介。
急速充電器は
・150kw
・90kw
・50kw
・30kw
主要なものはこの4タイプに分かれると思われます。
これは出力表記というのはよく知られたことでしょう。
しかし意外と知られていないのがこの数値が1時間あたりの数値ということ。
つまり150kWだったら1時間で150kW入りますよ・・ということなんですね。
もちろん機械自体の理論値であり、実際に車に入る時にはロスが出るのでその分減ります。
世間一般でいわれている30分で〜・・みたいな表現がありますよね?
よく高速のSAで30分充電しても100km分しか入らない!使えない!・・みたいな話もそうです。
漠然とした見立てですが、30分でも充電する設備で入る量も変わるといえます。
150kW機なら30分で75kWhとなります。 ※現状の150kW機は90kW機にブースト昨日がついたようなものです。
90kW機なら45kWh、50kWなら25kWh、30kWなら15kWh・・ということです。
電費を5km/kWhとするならば、30分の充電で追加になる走行可能距離は375km・225km・125km・75kmとなります。
はい、かなり充電器でその印象は変わると思いますよね?
で、日本の問題はこの90kW超の急速充電がまだまだ少ないんです。
なので、先の30分で100kmしか〜・・な話が多くなるわけで。
ちなみにこの30分の呪縛から開放されたいのであれば、そのある意味原因を作り出しているe-mobiliity power以外で30分以上充電しても良い充電器を使うしかありません。
パワーエックスやPCAはその代表でしょう。
※PCAは利用可能な自動車メーカーが限られています。
これらの急速であれば会員になれば30分を過ぎても充電できるので、100km分しか充電できない・・というのが発生しません。
※そもそもこれらであれば出力があるので問題がおきません
ということで、結局はその選び方・使い方で利便性は大きく変わる・・ということですね。
ぶっちゃけ、高速道のSAで充電待ちをして30分低速で充電して100kmしか入らない&金額も高い・・なら、高速降りて近くのVW/Audiディーラーで時間無制限で充電したほうが心配はないと思います。
その分、高速代が多くかかる可能性もありますが、ストレスが起きない方が重要ですからね。
でもその充電、日本、つまりチャデモでは独特な制御があったりします。
これはまた次回にでも
本日はここまで
