自動車全般

激安なe-fuelができたとしよう。でもその時は電気も激安になっているわけで。

 

みなさん こんにちわ

あるいはこんばんわ

 

 

さて、日本ではなぜかe-Fuelの話題がEUで出たことに「EVシフトの終わり」みたいな論調がありますが、そんなわけなく。

それ以前にEuro7排ガス規制があり乗用車は電動車にならないとほぼアウトです。

そしてそれを踏まえてヨーロッパのメーカーは電動化を進めており、その先の2050年も見据えての乗用車BEV化なわけで。

 

そして何故e-Fuelが主流にならないかというと、確実に高くなるから・・です。

ただでさえ構造的にはBEVのほうが合理的なわけで、何故手間暇金かけて汎用車を作る必要があるのか?・・となるわけです。

そしてそれに向かって多くのメーカーが電気自動車のためにバッテリー向上や生産ラインを整えているわけで。

 

そのe-Fuelは日本で生産したとして700円/L、外国製の安いモノでも約300円の見立てを経済産業省が立ててます。

さて、皆さんはいつも使う自動車にこれを使いますか?

そして電気自動車はそのいつも使う自動車よりもランニングコストが低いわけで。

 

であるならば現状の3倍と現状の半分の天秤になるわけです。

入れますかね?

 

 

そういう話題になると「e-Fuelが技術革新で激安になったら」みたいな話があるんですよね。

あと「e-Fuelができれば石油の輸入に頼らなくて良い」みたいなのとか。

 

これらって完全にe-Fuelがどういうものか?・・を理解できていないわけで。

 

どういうことか?

e-Fuelの大前提はグリーン水素からの生産です。

つまり、風力などで発電した電気で製造した水素を使う必要があります。

ポルシェのパイロットプラントを見てもよくわかりますよね?

で、その水素をなんやかんやでCO2と結合させてガソリンと混合するわけです。

 

その「再エネの電気で分解する」がミソなんですが、多くの方がこれを無視していますよね。

もしe-Fuelが安価になるとすれば、この電気代も安くなる必要があるわけです。

 

そして電気自動車を考えましょう。

この再エネで発電した電気をある意味そのまま充電できるわけです。

 

 

明らかに工数が違いますよね?

 

そしてe-Fuelが安くなるとすれば、この電気のコストが影響するのは間違いないわけで。

 

 

つまり、e-Fuelが安くなれば電気も安くなっている状態ということです。

 

となると、e-Fuelの価格は電気の価格を下回ることは絶対に無いと言えます。

 

 

さて、最初に書いたことを思い出しましょう。

 

外国産e-FUelが300円/Lとしましょう。

それは現在のガソリン価格の倍ということにしましょう。

そして電気自動車は内燃機自動車の半分程度がエネルギーコストだとしましょう。

 

逆転しませんわな。理屈で考えると。

 

 

そしてこれが一般に普及するか?・・となると?

 

ちなみに日本は2040年には再エネ比率が40%まで上がる予定です。そして火力発電所は割合を減らします。

そこまでくると発電総量も増えることは間違いなく。

 

つまり電気不足も解消に向かうということですね。

 

 

 

本日はここまで

 

 

 

 

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