ル・ボラン(LE VOLANT) 2023年11月号 Vol.560 【電子版限定特典付き】 [雑誌]
さて、世は電気自動車の流れとなっています。
その流れに抗う反BEV派がいまして、言わんでいい主張を声高らかにしています。
この言わんでいいというのは「自分の中で思っているだけでいいのに求められてもいないのにそれを撒き散らす」ということですね。
で、その主張の中に「BEVは静かすぎるから危ない」といった言い方が。
これは歩行者が気づかないという言い方のものですが、最近これに違和感を感じることが。
これ、トヨタハイブリットのほうがそう思いませんか?(笑
日本人が多く接するそのイメージはトヨタハイブリットのモーターで徐行している時のイメージが強いように思うんですよね。
なぜか?
私、最近アウディのe-tron GTやBMWのiXに触れることがあるんですよ。
この2車、マジで音がよく聞こえるんです。
いわゆる歩行者に寄付いてもらうための音ですが、トヨタハイブリットのような小さい音でなく、
割と存在感でかい音を出しています。
これがそう思う理由ですが、なぜそうなのか?・・はシンプルに人が聞こえやすい周波数を狙って音を出しているから。
そしてそれっぽい雰囲気の音と音量自体も大きめだから。
なのでエンジン車が通るよりも強くその音を感じるんです。
ちなみにエンジン車も速度が上がりいわゆる巡航用のギアに入ったら外からはロードノイズしか聞こえてこないことが殆ど。
乗っている人は聞こえても、外からはいうほど聞こえない・・ということですね。
これはそのロードノイズなどにかき消されるという言い方になりますが、その速度域ではBEVもガソリン車も差はないはずです。
注)あくまでも外から聞いた感じ。
つまり、問題は低速域ですが、その点だけでいうと電気自動車=静か・・とは言いがたく、
メーカーによっては内撚機よりも存在感が強いものがある・・ということです。
もし、そういう意味での安全性を担保したいと思うのであれば、アウディのこれらやBMWを買うと良いかもしれませんね。
これも選び方のひとつになってきそうですよね。
メーカーの考え方がもろに反映される事象ですが、ぶっちゃけこれも選べるといいのにね。
普通から存在感高めまで3段階くらいで。
であれば、そういう人通りが多いところでは音大きめでいけばいい・・となりますし。
そんなわけで、電気自動車=必ずしも静かではない・・ということで。
逆にハイブリットカーのほうが静かでやばいかもよ?
本日はここまで。
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