みなさん こんにちわ。
さて、たまには風の話でも。
ええ、オートバイが気持ちいい季節になりましたよね。
違う。
風力発電の話です。
しかもこれからトレンドになっていく洋上風力発電について。
日本ではこの手の話になると「福島での失敗が〜」とか「台風で倒れる〜」とか「安定した電源にならない〜」みたいな話がありますよね。
それが過去のものであり、情報がアップデートされていないのがよくわかるわけですが、なぜ今それが世界のトレンドになっているか?・・をご説明。
早い話がパリ協定の脱炭素をするにあたり、一番都合が良い再エネだから・・です。
もちろん技術の進歩はありきですので、10年前のそれらと比べたらダメですよ。
まず発電量が増えてます。
例えば撤退となった福島の実証実験用の風力発電ですが、5000kWと2000kWとありました。
その内、商用水準だったのは最小の2000kWのみ。
それに対しドッカーバンクに設置が決まったGE製のそれはHaliade-X 14 MW。
つまり、14MW=14,000kWとなりますので、福島の2000kWの7倍、5000kWのおおよそ3倍を1基で担います。
福島が最終的に撤去になった理由はこの出力が小さすぎて今の時代にメリットがないからだと私は考えていますが、どうせ設備していくなら大出力が理想ですよね。
この高出力のを3つのエリアにわけて設置し1つのエリアで1.2GW、つまり1200MW発電するらしいです。
これが3つで3.6GWを発電する模様。
ピンときませんよね。
シンプルにこのタービン1基が1回転すればイギリス家庭2日分の電気が発電されるんですって。
なんとなくしっくりきましたね(笑
ちなみに台風対策ですが・・
ちゃんと台風/ハリケーン認証というものが今はあります。
GEのこれらは対応品。
この「Class T certification」は2019年にIECによって設立されました。
以前の最高レベルの認証はクラス1で、「10分間で毎秒最大50メートルの平均風速」を想定していました。
・・が、このTクラスは「毎秒57メートル」に耐えられる設計となってます。
ちゃんとできるもんですね。
現在洋上風力が再エネの主流になりつつあるのは、これらの特徴だけでなく、設置に関しても融通が利
くようになったから・・です。
遠浅な海でなくても設置できるようになったということですね。
それが浮体式。
簡単に言うと茶柱のように浮いて立っているんです。
もちろん固定のアンカーは打たないといけないわけですが、今まで以上に柔軟に設置できることになります。
ドッカーバンクではそれらがどうなのかは不明ですけどね。
そんな感じですが、安定して稼働させるためにはそのコントロールが大事なわけですが、これらも蓄電池を使うような話が多くなってますよね。
家庭用の蓄電池もそうですが、これからはそれらで貯めるということが増えていきそうです。
時間がかかりそうですが。
日本でもこの通り計画が進んでいますので、いずれは海などに洋上風力がバンバン回る光景が見れそうに思いますが、
出力もまだまだ上がるんでしょうから2050年ごろは今よりは多いけど思ったより少ないように見えるかもしれませんよね。
そんな感じでこれらかのエネルギーである風力をピックアップしましたが、日本はほんとこれらが大事です。
なにせ発電のエネルギーを海外に依存しまくりですから。
それがこれらで地産地消できれば、そのリスクを軽減できるわけで。
たとえ海外の設備であっても。
まぁ、GE製だといろんな意味で安心ですが。
資源がない国、日本ですからこれらの再エネが進めば色々な電化が進むように思います。
今日はここまで。
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新型コロナについてはなによりもここを確認するのが間違いないと思われます。
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