ジャパンモビリティショー2023完全ガイド&東京モーターショーアーカイブ1954-2019 (CARTOP MOOK)
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さて、世は電気自動車の流れとなっていますが、名古屋のモーターショーの話題ではなぜか媒体はBEV推しに。
その結果、ハシゴを外された否定派の多くはおとなしくなっていました。
・・が、もちろんそこは読解力のない反対派もいるわけで、そんなところにもツッコミ満載のネタを投下。
そしてボコボコにされているというのが見えたり。
ぶっちゃけまだまだ過渡期で上がったり下がったりするわけですが、基本パリ協定がある限りこの流れは止まりません。
もし止まると思っている方がいるとすれば、経済音痴です。
で、その流れの中、やっぱり電気自動車でも地産地消スペシャルが必要・・ということが表立ってきました。
何の話か?
それは地産地消スペシャルで有名な中国車の話。
あの国は一見資本主義経済と錯覚しそうな話題が多いですが、そこはしっかり共産国家。
経済構造が全く違うというのはそれらに関わった方ならご存知ですよね?
自動車についても基本現地展開をしようとすれば合弁会社となります。
つまり、トヨタでも中国企業との合弁、つまり中国政府と契約をするようなもんなんです。
そしてお約束の「資本を簡単に持ち出せない」という事実。
これがあるので中国でいくら儲けても旨味は無いと言えます。極論ですよ?
なので多くのメーカーはそこで安く作って輸出をするんです。
そしてコストカットに繋げる・・ということですね。
そんな感じなので現地向けモデルってのはグローバルカーとは全く違う考えのもと作られています。
見た目同じでも中身スカスカなんて当たり前。よく中国でフォルクスワーゲンのDSGの保証が10年〜みたいな話がありますが、あれのカラクリは現地製造なんですよね。
なので数でもの言わせる状況なのでそれができるんです。
日本のは車体からドイツ製造で、グローバル基準で製造されたものが回ってます。
なので、その理屈が違うので保証対応も変わってくるということですね。
これは内内の話なので、一般の方からすればそれも理解できないとおもわれ
そんな感じですが、わかりやすくいうとトヨタの2.4Lエンジンを中国合弁企業で作って、
それを買って日本のトヨタ車に載せていた・・と言う話になります。
日本製と思ったら中国製のエンジンだった・・となるわけですが、
じゃあなんで中国で車を作って日本に入れないか?・・と思いますよね?
それは部品と完成車で関税が変わるからですよ。
そんな感じで普通の経済圏でない中国をしっかりと知らないと、それは理解できないということで。
で、中国向けの電気自動車ですが、各社手こずっているんです。
それは何か?
ずばりコストです。
フォルクスワーゲンなどもそうですが、グローバルモデルのを融通しているような感じだったんですね。
するとコストが合わなくなってくるんですよね。市場に対して・・ですが。
先に書いた通り、地産地消モデルは特殊なんですよね。
なのでなるべく現地製造のもので構成していかないとコスト高になるんです。
あと諸々の基準も違うので、グローバル基準で考えたらコスト高。
で、フォルクスワーゲンが決断したんですよ。
中国地産地消BEVプラットフォームを開発する・・と。
現地コンポーネントで構成するMEBプラットフォームから派生したプラットフォームで2026年に完成するんだとか。
細かい話は不明ですが、なんにせよ現地でのコスト対策が求められている・・ということですね。
その結果、予想外のものができてくるように思います。
そんなわけで、この話は日本に中国製造のフォルクスワーゲンが入ってこないという点からしても理解できるネタだと思いますが、
反VWに見られる「フォルクスワーゲンは中国製」というのはいかに世を知らないか?・・というのも如何に視野が狭いか?・・がわかりますよね。
そんなわけで中国車は
・地産地消スペシャル
・海外向けグローバルモデル
で、大きく違うという点を知っておくことは大事かと。
あと反BEV派がよく使う「BEVの墓場」はとある企業が倒産して放置されたBEVですから意味合いが全く違うと言う点を理解しておかないといけませんよね。
もしそれでBEVはダメだ・・というのがあるとすれば、それは絵を引用したミスリードとなりましょう。
ほんとね、あの国は広いのでその点何も考えてませんよ。
なにせ新幹線を埋めちゃう国ですし。
同じ感覚で見たらあきまへん。
そんなわけで、本日はここまで。
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