プラグインカー 自動車

中国市場はどういう市場か? 〜グローバルとは異なる市場だが・・〜

みなさん、こんにちは

さて、世の流れは電気自動車。

その流れはパリ協定を柱にしているということはこのブログでは度々説明しています。

海外の媒体も基本的には電気自動車シフトはその流れであるという前提で説明しています。

・・が、なぜか日本ではこの事実に触れず、電気自動車シフトの原因は別のものという話に。

つまりそれは陰謀論となるわけで。

そのようにするのは、そのようにして利を得るメーカーがあるということなんでしょうけど、

あまりにも偏向しているのでそう言う話題から情報をとると世界の認識からはズレるという結果に。

これ、長期的に見ても非常にヤバい現象です。

まぁ、他の産業はその前提で脱炭素を進めていますが、自動車業界は・・

さて、スバルあたりはどうするのか?・・とマジで思いますが、

そんな話題の中でこの件もずれていたり。

それが中国市場の捉え方。

例えばトヨタと中国企業が車載電池を再利用で合弁会社を設立するという話があります。

これについて某ニュースサイトのコメント欄では頓珍漢な意見が飛び交っていました。

そもそもなぜ合弁会社なのか?・・から知らないと中国市場というものを見誤まりますよね。

中国は共産国家です。

つまり社会主義国家となります。

その市場で海外の企業が活動する場合、合弁会社でないといけないというルールがあります。

このルールが適用されなかたのはテスラだけじゃないでしょーか?

これは政治的な話があったと言い切っていいと思いますが、

他の自動車メーカーは総じて合弁会社で現地法人を置いています。

この合弁会社ってのは半分が中国企業、つまり中国政府という言い方になります。

社会主義国家ですからね。

で、さらにローカルルールでその利益等を持ち出しすることはできません。

では中国市場で活動するメリットは?・・と思いますよね?

それは販売台数が稼げるという言い方と現地でその部品を製造することでスケールメリットが出て、

その部品を海外から買うことで中国以外の国向けの車両でもコスト削減ができるようになるわけで。

なので、中国で台数が出るとうことは回り回ってコストに影響するとうことです。

そして合弁会社ということは現地の意向も出てきます。

そしてその合弁会社は自国消費優先させます。

結果、地消地産モデルが現地合弁企業からデリバリーされ、海外にはそれは出ずに部品だけが出ていく・・というのが全体的な形となっているわけで。

なのでトヨタの合弁の件も当然の話。

それが中国・・というものです。

で、中国自動車メーカーは逆をいうと自国内向けと海外向けを作ることが可能なんです。

つまり、地消地産モデルとグローバルモデルがあり、それらの構造が異なる・・ということになるわけで。

中国製といえど、各地域の規制などをクリアしないといけませんからね。

なので日本や欧州向けの中国車ってのは基本的にグローバルで通用する構造になっていたりします。

その点も考え方として間違いやすい点ですよね。

で、話を戻して地消地産モデルとは?・・となりますが、こういうのがそれです。

この車、新型パサートのセダン、パサートプロというもの。

グローバルモデルでは廃止になったセダンが中国では継続されるわけで。

もちろんこれがグローバル展開になったことはなく。

でも中身の部品は海外モデルと同じだったりします。

これが中国市場における合弁会社がなせる技。

そして中国でトランスミッション、DSGの保証が長かったりもします。

この件で日本では「日本は舐められている!」みたいな話がありますが、そのトランスミッションは中国で製造されています。

となれば、その交換などは合弁会社、つまり半分中国のメーカーが判断することとなります。

そして中国は数を作る国で

「だめなら新しいのを」・・という考え方が強いですよね。

その結果、トランスミッションの保証が長くなってたりするわけで。

そういうのも事情を知らないと誤った理解になってしまいますよね。

ちなみにこのパサートプロはSAIC-VWのもの。

​そのSAICーVWでは・・

このように聞いたことも見たこともない車があったりもします。

ザ・中国地消地産モデル・・て感じですよね。

そしてそのSAIC-VWはこんな会社です。

独資じゃないということがよくわかりますよね。

ちなみに中国でフォルクスワーゲンが多い理由は自動車メーカーで一番最初に合弁会社を作ったから。(中国人ガイド談)

その中国でフォルクスワーゲンの電気自動車が苦戦しているという話題もありますよね?

このようにSAIC-VWでは本国のラインナップにない電気自動車も売ってたりします。

これらが売れないとどうなるか?

先に書いた通り、中国製造の部品のスケールメリットが出てこないんです。

その結果、コストを下げるということに影響が出てくるわけで。

そんなわけで、中国の市場というのは民主主義の国の市場とくらべ、いろいろとクセがあるわけです。

ちなみにBYDはトヨタも作っています。

bz3という車はBYDが作った電気自動車とも言えます。

これがグローバル展開できない理由も合弁会社製造・・ということが絡んでいます。

それを知っていたら中国製造の既存自動車メーカーの車が中国から輸出されないというのは当然となるわけで。

で、思うわけで。

中国でトヨタと合弁しているBYD、そしてトヨタの車も作っているBYD。

そのBYDの電気自動車は出来が悪いのか?・・と。

ほら、合弁会社ですから色々と技術も・・

というわけで、本日はここまで。

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