みなさん こんにちわ
あるいはこんばんわ
さて、世は電動化時代ということですが、ここ数ヶ月で「日本自動車メーカーだけ停滞している」感が強く出ちゃいましたね。
もちろんそれだけの変化があったのは、今までそれを準備し、実行してきたからです。
これは日本自動車メーカーも同じで、逆の言い方をすれば、遅れている日本自動車メーカーは今までそれを準備してこなかった・・ということになります。
そりゃ差がつきますよね?
え?日本自動車メーカーは遅れてない?
いや、ダントツで遅れてますよ。パリ協定を軸で見てもらうとそれは明らかです。
そんな感じですが、世界で先行しているのはヨーロッパです。
そのヨーロッパの欧州自動車工業会(ACEA)はこの先の変動をこのように見ています。
出典:ACEA
これは新車販売台数でなく、世に出回っている車の割合となっています。
濃紺は今までの車。
緑はEURO6な車、
赤はEURO7の車となっています。
そして黄色はゼロエミッション車です。つまりBEVかFCEVか?・・ですね。
もちろんEURO7排出規制はまだ詳細が決まっていませんが、それでもEuro7を嫌ったメーカーがBEVシフトを初めているので、このような予想になるんでしょうね。
これの何が凄いかといいますと、2035年の段階でEuro7対応した車両は10%しか世に出回っていない・・ということです。
つまり、それだけBEV等へシフトし、Euro7対応車はそれだけ売れない・・ということになるわけで。
この変化により窒素酸化物(NOx)は4%削減されると推定されています。
そして2050年にはどうなっているか?
ゼロエミッション以外は10%未満となっています。
つまり、今後の市場は確実にゼロエミッションに進んでいく・・となります。
これらの予測から確実に言えることは、この市場で自動車を売るとすれば、急激な変化が出始める2026年あたりにはしっかりとラインナップを用意しておく必要がある・・ということですね。
日本自動車メーカーはおおよそこのタイミングがターゲットになっている様子ですが、他メーカーはすでに進めていますので、その差がどのようになるか?・・で日本自動車メーカーの将来が決まりそうに思います。
興味深いのは自動車の総数は年々増えるとなっています。
すでに世界の自動車販売は天井を売って下降カーブに・・といった話があるので、なぜこういう予想なのか?・・が気になるわけですが、もしそうなのであればEUの「若者の車離れ」は無いということになりますよね。
いずれにせよ、ヨーロッパのゼロエミッション化は止まることはなさそうですね。
というわけで本日はここまで
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