さて、世は電動化時代ですが、トラックにもその流れがきています。
そんなアメリカでダイムラートラックが新たな展開を始めました。
中型電気トラックをRIZONという名のブランドで展開するらしい。
そのトラックは中型なんですが、なにかどこかで見たような・・
白だと余計に日本のトラックに似ていますよね?
はい、これFUSOのトラックですね。
はい、eCANTERと同じツラ構えとなっています。
どういうことか?
FUSOはダイムラートラックグループなんですね。
なのでFUSOの製品をダイムラーが上手に使ってアメリカで展開しようとした・・ということなんでしょう。
内装も・・
左ハンドルになっただけで同じですよね。
なるほど三菱!・・な感じですが、これは何気に良い展開ですよね。
さて、そのRIZONはどのようなモデル構成なのか?
RIZONブランドは、「e18L」「e16L」「e16M」の3モデルで事業展開を開始。
車両総重量(GVW)は約7.2~8.1 トンで、米国市場における中型トラックセグメントのクラス4、クラス5に分類されます。
満充電時の航続距離は2つのバッテリー搭載Mサイズの車両で約129~177 km、3つのバッテリー搭載のLサイズの場合は約177~257 kmです*。
バンやダンプ、冷蔵車などさまざまな架装に対応し、お客様の多様なビジネスを支えます。
RIZONの車両は、ダイムラートラックが開発し、グループ内の品質保証基準に基づいて製造されます。
RIZON車両は「アクティブ・ブレーキ・アシスト」や「アクティブ・サイドガード・アシスト」などの先進安全機能を標準装備し、交通量の多い都市部でも安全な走行を支えます。
また、業界最高水準の保証パッケージとして、パワートレイン、シャシー、キャブの保証期間は5年/75,000マイル (約12万 km)、バッテリーについては5年/120,000マイル(約20万km)に設定しています**。
RIZONブランドは、上記のラインアップを手始めに、都市部の小売物流、ラストマイル配送、自治体業務に携わる企業を想定顧客として展開していきます。
約80店舗を有するベロシティー・ビークル・グループ(本社:米国・カリフォルニア州)が販売・サービスを展開していきます。
RIZON車両の納車は2023年第3四半期以降を予定しています。
さらに、全米にシームレスなネットワークを築くべく、同グループの既存の拠点以外にも認定ディーラー制度を導入する予定です。
米国の自動車業界では、物流のゼロエミッション化への動きが急速に高まっており、次々にインセンティブ資金や税額控除などの制度が導入されています。
ダイムラートラックグループは、このような輸送環境の変化を背景に、ベロシティー・ビークル・グループとともにRIZONブランドの拡大を目指します。
*1回の充電につき、Lサイズ(124 kWh)車両で110~160マイル、Mサイズ(83 kWh)車両で75~110マイルの走行距離が期待されます。実際の走行距離は、気候、走行条件、道路状況、架装等によって異なります。
**2023年4月現在
出典:FUSO プレスリリース
FUSOのプレスリリースではこのように書かれていました。
eキャンターのバッテリーの説明では・・
この通りですので、EPAの基準だと上記の距離並みになりそうなので中身も同じっぽいですね。
そんな感じですが、回り回ってFUSOにもメリットがあると思われますので、この展開は何気に良いのでは?・・と思ったりします。
さて、アメリカでどれだけ普及するんでしょうか?
というわけで本日はここまで
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