みなさん こんにちは
さて、世は電動化ですがBEVは踊り場にいると言われています。
それは市況などの変化での鈍化といえますが、将来的には伸びていくのは確実で。
パリ協定がある限り。
で、その間に伸びているのがHEV、つまりハイブリットというのは皆様もご存知のことでしょう。
欧州ではハイブリットが伸びている！・・とニュースなどで見たかたも多いかと思いますが、
本日はその話題。
その欧州でのハイブリットの定義はなにか？
ご存知でしょうか？
ACEA、欧州自動車工業会が発表するその数字は・・
このようになっています。
このHEVというのは、実は少し前までMHEVとFULL HEVと別れていたんですよ。
今では・・
その注釈にしっかりとフルハイとマイルドハイブリットであることが書いてあります。
欧州では以前から48Vマイルドハイブリッドが増えており、これはEURO7排ガス規制対策でもあるわけですが、
最近の新型車を見てもわかるとおり、デフォルトでそれが装備されています。
BMWの５シリもベンツのEも。
となると、純ガソリン車は減ってMHEVが増えるという結果になるんですよね。
これは必然なので、「やはりハイブリットがいいんだ！」とはいえないわけで。
こういう事情を知ると言うことは大事です。
で、そのハイブリットのうち９割はトヨタ以外のメーカーです。
となると、どのメーカーの何のハイブリットが一番売れているか？
気になりますよね？
ということで本日はドイツのデーターで見ていきたく。
これらのソースはドイツ連邦自動車庁。
ドイツはマイルドハイブリッドはハイブリット、フルハイはフルハイと表示されています。
出典：KBA
で、こちらは代替ドライブ、つまり内燃機以外をまとめた表となります。
さて、中段あたりを見ると、ハイブリットとありますよね？ その右を見ると1位のハイブリットが何かわかります。
はい、これですね。
フォルクスワーゲン ゴルフ eTSIです。
このマイルドハイブリッドシステムを積んだ車がドイツで一番売れているハイブリットとなるわけです。
そしてこのドイツで一番売れているハイブリットは日本でも購入できるわけで！！！（笑
まさかそんなわけは・・と思いたくもなると思いますが、欧州でのセグメント訳ではそうなっていますので事実です。
なので日本で「欧州でもハイブリットがいいんだ！」と言いってみてもそれはトヨタでなくフォルクスワーゲンなどのシェアが圧倒的というわけで。
そしてそれは当然の結果となるわけで。
もちろんドイツ以外の欧州でもゴルフは基本トップクラスの売れ行きなのでこのランキングは他でも同様と言えたりします。
ちなみにMHEVとフルハイの台数を比べると 52102 : 7625 です。 つまり 85.4.% : 14.6%となるわけで。
ということで、日本の報道ではわからない事実ということでご紹介。
そうそう、なぜかベンツがBEVの開発をやめた＆新エンジンを開発・・と言う方がいますが、それデマです。
BEVは今まで通り推し進める、そして既存エンジンでシリーズハイブリッドを作る（＝あたらしいユニットを作る）というのが本当の話。
マジで曲がって報じられてますが、ほんとリテラシーって大事ですよねぇ
ということで、本日はここまで。
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