みなさん こんばんわ。
さて、昨日たまたま見たネットニュースでタイトルみたいなのがあったんですね。
この続きにマンションの管理組合問題も!・・みたいなのがあったんですが、
どうも思考が狭いように思ったんですよねぇ
「最大の要因は、日本の電動車両の導入政策に、優遇策はあっても罰則がないから」…と。
トヨタの副社長が「EVの採算がまだ十分に合わないのは事実だが、海外市場での反則金を支払うよりましだから」…と言ったらしい。
続いてその罰則についても触れ、欧州の二酸化炭素規制についても買いてあるんですが、このあたりから現状と乖離しはじめるんです。
例えば、「リチウムイオンバッテリーが割高なので高級車からでないと導入しにくい」
「大型高級車ほど燃費が悪いので、そこから電動化が進む」
「欧州自動車メーカーは、いかにもEVやPHEVの導入に熱心に見えるが、そうしなければ反則金の対象となってしまうのだ。」
知らない人が見たら「そうなんだー(棒)」てなりそうに思うんですが、いろいろとバイアスかかってるよなぁ・・と私は思うわけです。
トヨタの副社長の話。これシンプルに「トヨタのHVシステム」で稼がないといけない前提での話です。
その前提があるから、あのシステムで沼状態なわけで。
そんなトヨタも海外では規制対象。なのでそれらのハイブリットで乗り越えようとしてるんですよ。
と、いいつつレクサスのUX300eとか出してるので、本音と建前ですわな。
そのメーカーの事情からすればピンと来そうな話です。
で、続いてバッテリー割高の話がありますが、高級車からでないと・・てのは正解のようで今では間違い。
何故ならば・・
EVはむしろ小さい方からも行ってるので。
そして圧倒的部品点数の少なさで行数減ってリストラも進むので、バッテリーのコスト高は十分吸収しちゃうんですよね。
そんな感じですが、ヨーロッパのその規制ってどんなのか、書いときましょう。
その規制はCAFE規制。
燃費であったりCO2排出量が販売量に対し決められており、それをクリアできないとあかんって言うやつです。
つまりフェラーリなどは台数が少ないので、ある意味ゆるく、
台数が多い一般乗用車メーカーはハードルが高くなるってことですね。
世界の自動車業界が「広義の電動化」を進めてるのはCAFE規制があるからと言っても過言ではありません。
ボルボの何年までに電動化〜・・てのも48Vあってのことですから。
つまり対応の一つが48V化(=マイルドハイブリット)です。
その規制を考えると低排気量+48Vってのは重要になってくるってことですね。
そしてEVも。
某サプライヤーの未来予想図ですが・・
こんな感じ。
内燃機関は不滅ですが、小排気量ターボになっていくのは明確ですね。
で、いわゆるマイルドハイブリットとEVが増えるイメージです。
このCAFE規制は燃費とCO2と言われてますが、
排気量ってのがキモになってきます。
小排気量3気筒ターボなどが多くなってるのもその影響ですね。
つまり
・低燃費(=48Vなど電動化)
・小排気量(=CO2対策)
・EV(=CO2対策)
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この3つがキモでこれらをミックスしてその規制をクリアしようとしてるわけです。
でも最近はSUVが人気ですやんか?
だからメーカーは頭かかえてるみたいです(笑
どうしても排気量は大きくなり燃費も悪いですからね。
最近のAセグメントがどんどんEV化されていってます。
この車や先の画像のスマートなども。
これの意図ってのは、元々Aセグはシティコミューターだから・・といった割り切りからだと思うんですが、
これがその規制対応というのは考えるまでもなく。
そして小型シティSUVが増えているのもその理由かもしれません。
SUV人気、でも大きいと規制が、だから小さいSUVに誘導しよう・・みたいな。推測ですが。
そんな感じでグロスで対応を考えていかないといけないわけで、
その算出は株式会社で役員の報酬を決めるのと同じくらい面倒な話に思います。
・・ということで、
「大型高級車ほど燃費が悪いので、そこから電動化が進む」→48V化がメイン
「欧州自動車メーカーは、いかにもEVやPHEVの導入に熱心に見えるが、そうしなければ反則金の対象となってしまうのだ。」
→いや、熱心でしょ?
となるわけです。
そもそも、熱心にやらないとクリアできませんし、熱心だからこそ、本社工場にEVラインをつくったりしませんわな。
ということで、とっても国内メーカーに偏った・・とういうか寄り添った記事に見えたわけです。
ここで、気になったのは「マンションの〜」の件。
基本的にEVの使い方のポイントになるのは「急速充電」です。
30分で80%まで充電ってやつですね。
これの使い方が当たり前になるのであれば、レストランやショッピングセンター、
スーパーやスタバなどに立ち寄った際に「サッと充電」すればいい・・となるわけで。
もちろんインフラ頼みではありますが、電気はそこいらに来てるので充電設備をおければいいわけで。
ええ、充電スタンドなんてそもそも不要ですし、自宅充電設備も不要です。
そのパターンでいけるのであれば。
仮に500km走れる車であるならば、私でも10日に一回充電すればいいわけで。
※細かい条件抜きの漠とした計算で。
なので、マンションで充電云々だから普及しない・・は違うでしょ?・・と思うわけで。
まぁ、結局は利用用途によるということで、スマートなどのAセグをEVオンリーにするのも「そのセグメントは短距離のシティコミューターだから」という前提が決まってるからですね。
そんな感じなので、日本でEVが普及するかどうかはインフラ次第かな?・・と。
もちろんそれ以外にも要素はありますが。
それらもここ数年で変化すると思われます。
ヨーロッパ車もEVが順次日本導入となるので。
そうなるとテスラのスーパチャージャーみたくメーカー主導で充電器の設置が進むはずです。
まぁ、首都圏がメインでしょうけど。
むしろ現状でEVが普及しないのは、国産メーカーのそれらの評判がよろしくないからじゃないでしょーか?
やっぱリーフの劣化の件はひどい話でしたからねぇ・・
でもって走行可能距離も短いですし。
その他メーカーも力を一切入れてないのは、やっぱ現状を見て判断しているとしかいいようがありません。
正に日本企業って感じですね。
※先がわからんもんに大型投資はしませんよ・・という意味
そもそも日本車の分野というか立ち位置ってのを良く理解してる・・という言い方もできますが。
あとは現状のEV自動車自体に魅力がないんでしょうね。
バリエーション展開もしてないし。
プラットフォームも内燃機のものの流用ですし。
そして謎のFF(笑
やっぱ、そこの本気度もあるんじゃないのかなぁ・・と。
まぁ、いろいろ買いてますが、海外メーカーのこれから日本に導入されるEVも、
リーフの二の舞になる可能性は否定できません(笑
VWは8年または160,000キロメートルのバッテリーの保証をするらしいです。
もし、まともに走ってバッテリー劣化もなく航続距離の減衰もわずかであれば、世の中ひっくりかえると思うんですけどね。
まぁ、その真実は日本導入後にわかるわけですが、欧米メーカーがEV専用プラットフォームで投資をがっつり入れてるのは理由がちゃんとあるはずなので期待したいところです。
国産メーカーはそれらの後追いでしょうね。
注目はメルセデスのEQシリーズでしょうね。
EQSなんて476PSで700km以上の航続距離ってえぐいです。
これはEQCとは違ったプラットフォーム、つまり専用プラットフォームでがっつりいくってことですね。
そんな感じですが、日本にEVが普及するとすれば、VWとベンツ・スマート、テスラなどのこれらの展開次第・・と言えましょう。
結論:現時点で日本で展開されてる国産EVの評判が芳しくなく、またリセールもいまいち。そして車の価値もそこまで評価されず、メーカーの展開するぞ!・・という本気が伝わってこない・・てのが日本でEVが普及しない理由だと推測します。
※メーカーが本気で展開するなら、あっちこっちに充電設備が用意されて探す必要もなくなる
はずなので、そうなるとマンション云々も関係なしですわな。
しっかしトヨタはHV派閥もあるでしょうし、EVを増やすのは大変でしょうね。
でもコンチネンタルとも組んでるので、EVの件もそのあたりから準備はしてそうですが。。
ということで今日はここまで。
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立ち寄ってくださいませ〜
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…ということで緊急事態宣言が解除されましたので引き続き行う必要がある「新しい生活様式」についておいときます。
これらを継続する・・てのは自己防衛です。
同じ方向を向いてウイルスを根絶できればいいですね
これを引き続きやっていきましょうね。
時節柄、厚労省サイトのリンクを貼っておきます。
「新しい〜」もここでみれますよ。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html