みなさん こんにちわ。
先日、変なタイトルの記事を見たんです。
「車検制度はオーバークオリティ?」という記事ですが、検査がオーバークオリティって一体どういうことか?
私はまっっっっっっったくわかりませんでした(笑
これって健康診断の標準コースはオーバークオリティ・・てのと同じ印象です。
その表現を使う段階でいろいろごっちゃな話なんだろうなぁ・・と読むとまさにそうの通りで、
それにつくコメントも同様。
それを見て思うんです。
そういう人がいるから車検は必要なんだよ・・と。
そもそも車検とは何か?
「車が国の定めた保安基準を満たしているかチェックするためのもの」です。
なので24ヶ月点検などとはまた別であり、消耗品交換などは保安基準を満たす為の行為です。
つまり車検だけを見るとやっていることは「保安基準を満たしているか?」のチェックだけです。
これ、地味に大事なことなんですよ。
これを定期的なタイミングで行うことで道路上で起きる重大な故障発生を抑制することができます。
つまり、大きなふるいにかけているわけです。
結果、道路上での故障が減り、円滑な交通状況が生まれるわけです。
もちろん故障の原因を抱えてても車検は通ります。
そのタイミングでは問題がないわけですから。
これは健康診断では大丈夫だったのに数ヶ月後に病気が見つかった・・などと同じ状況ですよね。
なので100%ではなく、おおよそ大丈夫か現状をチェックしているということですね。
なので、「オーバークオリティ」なんてものは存在しません。
チェックなんですから。
強いて言うならそのチェック項目が多い・・とかならわかるんですが、実態は必要最小限ですよ。
電気自動車になっても排ガス検査がないくらい。
考えても見てください。
今の日本のユーザーで始業前点検をしている人います?
でもってタイヤの空気圧を自分でチェックしている人どんだけ?
タイヤパンクしたら自分で交換できます?
なんならウォッシャー液補充もしたことないとか当たり前になってるでしょ?
つまり、自分で自動車をきっちり管理できない人が大半です。
それを定期的なチェックもなしに運行すると、どうなるかは想像できますよね?
例えばですが飛行機。
運行前点検と定期的なメンテがありますよね?
これを「オーバークオリティだからそのサイクルを伸ばします!2回やってたのを1回にします!」・・という航空会社の飛行機に乗りたいですか?????
それが個人だからいいかげんで良い・・とはならないですよね。
周りに影響を出すわけですから。
まさにバタフライ効果ですよ。
1台エンコすると後ろが倍々ゲームで大渋滞。
日本は道路も狭いですからね。
であるならば、その機会を減らすってのは大事です。
そんな感じなので、車検が日本のユーザーにとって大事・・てのはこれで理解できるかと。
で、多くの方が思う車検時の負担ってのは整備費用と部品交換費用、そして最大のものは税金などなど・・でしょう。
整備費用と部品交換費用などは必要なのでいいとしましょう。
これは個人でもどうにかできる事も多いので。
それらが過剰かどうかは見極める目が必要なので、それは経験しないと判別できません。
なので、別の話ということで今回は置いておきましょう。
どうにもできないこと。
それは税金。
これはオーバークオリティですよね(笑
正直、車検でかかる
費用の多くは税金/自賠責です。
これらがないだけでとってもフレンドリーな価格になります。
これらの問題を語る場合、それらは分けて考えないとおかしくなるんですよねぇ
マジで。
まぁ、自賠責は大事なんですけどね。最低限の保険ですから。
そんな感じですが、否定派の言い分で「車の品質があがっているから車検期間を伸ばすべき」とかあります。
これ、全てに言えますかね?
そもそも利用用途・保管状況・運用のペースで消耗品の劣化具合は変わりますから一概に言えませんよね。
そしておもろいコメントも。
「例の不正車検でもその後に故障が起きてないから車検はオーバークオリティ」みたいなの。
故障が起きるから車検を受ける・・ではないんですけどね。
運行上の不具合が起きているかもしれないからチェック・・ですから。
そもそも何故それを言い切れるのか?・・と(笑
ということで、如何に車検制度のこれらの話が如何に話がごっちゃになっているかが良くわかると思います。
全てはユーザー側の認識不足が大きいと思われ。
これの原因は免許制度にあるように思いますけどね。
あまりにも「自動車の管理」についてはフワッと終わらせすぎに思うので。
ということで、車検は必要ってのを書いてみました。
そして問題は自動車にまつわる各種「税金」。
ほんとガソリンの暫定税率どうにかしてほしいですよねぇ
そうそう、仮に車検期間が伸びたら自動車の消耗品のクオリティって悪くなると思いますよ。
チェックがないということは、そういう事も起きうるって事で。
本日はここまで
時節柄、厚労省サイトのリンクを貼っておきます。
新型コロナについてはなによりもここを確認するのが間違いないと思われます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html