みなさん こんにちわ
さて、世はBEV時代ということで、先進国ではどんどんと電気自動車が増えています。
この点については注意が必要。
多くの方がいままでの流れの延長上にものを考えてしまいがちですが、今回の流れはそれらとは別物と考えた方が良いんですよね。
再エネもそうですが、簡単に言うと第二世代になっています。
例えば洋上風力。
これも大型化と台風対応品が出ており、さらに出力が軽く初代の5倍以上あったり、浮体式というタイプも。
つまり、発電容量少ない・台風対策どうする?・日本の海は遠浅じゃないから〜・・が解決されています。
なので、日本では今後これらのタイプをゴリゴリ増やしていく予定となってます。
パリ協定に合意してますから当然ですよね。
そして電気自動車も「最低限、普通に使えるレベル」に仕上がってきており、それらの結果、専用プラットフォームで発展性がついてきているわけで。
従来の内燃機プラットフォーム転用モデルではBEV専用プラットフォーム(後輪駆動がデフォ)のような運動性能や前後バランスを得にくいわけですが、これらも「ある程度普通に使えるレベル」になったので、流用でなく専用・・が増えてきています。
現時点ではまだ混在していますが、BEV専用プラットフォーム(後輪駆動がデフォ)とそれ以外では明確に設計思想が違うと思って良いでしょう。
そんな感じで「かつてのそれら」とは違う世代になっているということがわかると思いますが、それらもまだ過渡期です。
なのでこれから変わっていくのを実感できると思いますが、「かつてのそれら」とは違う視点でみていくことが大事だと思います。
電気自動車の場合、パッケージを考えた場合、専用品のほうが優れているのは言うまでもないですが、それをさらに発展させる可能性があるのが全固体電池です。
その全固体電池ができれば容量も増え急速充電速度も早くでき、そして燃えにくいといいことづくめ。
なので各社取り組んでいます。
そして本日、日産が全固体電池の試作生産設備を公開しました。
出典:日産自動車
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は8日、2028年度の実用化を目指して研究開発を行っている全固体電池の積層ラミネートセルを試作生産する設備を初公開しました。
同社は本設備を総合研究所(神奈川県横須賀市夏島)内に設置し、全固体電池の技術開発を推進します。
全固体電池は、電気自動車(以下EV)の普及を促進させるゲームチェンジャーとなる技術として期待されています。
従来比で約2倍となる高いエネルギー密度や、優れた充放電性能による大幅な充電時間の短縮、さらにはより安価な材料の組み合わせによるバッテリーコストの低減等により、ピックアップトラックなども含めた幅広いセグメントへの搭載が期待され、EVの競争力を高めます。
日産は、長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」において、2028年度までに自社開発の全固体電池を搭載したEVを市場投入することを目指し、同電池の量産化に向けたパイロットラインを2024年度までに横浜工場内に設置する予定です。
今回公開した試作生産設備では、パイロットラインで量産試作を行う仕様の材料、設計、製造プロセスの検討を行います。
なお、同社は、全固体電池は2028年度に1kWhあたり75ドル、さらにその後はEVがガソリン車と同等のコストレベルとなる65ドルまで低減可能なポテンシャルがあると考えています。
日産の研究開発を担当する副社長である中畔 邦雄は、「日産は、分子レベルのバッテリー材料研究から、安全で高性能なEV車両開発、さらにはEV蓄電池として活用した街づくりまで、幅広く研究開発を行い、電動化技術をリードしてきました。
過去の経験から得られた知見は、全固体電池の開発を支えています。
全固体電池については、重要な要素技術が積みあがってきています。今
後、開発部門と生産部門で一体となってこの試作生産設備を活用し、全固体電池の実用化を加速します」と述べました。
以上、日産ニュースリリースから転載。
VWが出資するQuantumScapeもパイロットラインを稼働させ、それらを増設予定で2025年〜2026年には量産化を目指していますが、日産も比べると遅れてはいますが前進していることがわかりますので期待したいところです。
なにせリーフの件が(苦笑
そしてこれらの流れはアライアンスに共有されるので、ルノーも三菱も合わせて前進できることになるのでしょう。
益々、電気自動車が使いやすくなりそうです。
今後が楽しみですね。
本日はここまで。
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