自動車

冠水路でエンジンが止まる理由と対策 〜吸気編〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 

みなさん こんにちわ あるいは こんばんわ。

 

さて、最近豪雨などで冠水が話題になってますよね?

 

 

その冠水路で自動車が止まる理由ってご存知でしょうか?…という話題で「排気」については昨日書きました。

 

 

 

これも車種、つまり地上高と排気の取り回しで優劣がつくんですが、それは先の回で書きましょう。

 

そして続編の今回は「吸気」側での問題になるパターンを書きましょう。

 

 

 

さて、エンジンは吸った空気を圧縮して、そのあたりのタイミングで燃料入れて圧縮しきったあたりで着火、

そして排ガスを排気しているんですね。

 

つまり呼吸しているようなもんです。

 

吸えなければ吐けない。

吐けなければ吸えない。

これができないとその間の圧縮して爆発・・もできないということです。

 

 

「排気編」では排気ができなくなってエンジンが止まると書きました。

 

では吸気側ではどうなるでしょう?

 

 

結論から書きましょう。

 

 

最悪エンジンが壊れます。

 

 

吸気側も割と長く、そして水が入らないようにトラップがあるのでそんな簡単には水ははいりません。

 

でも社外品のむき出しタイプのエアクリ、さらに外気導入のダクトをむき出しタイプエアフィルター直前まで引いているケースだと、最悪一発でエンジンに水が入ります。

 

入ったら最後、ウォーターハンマー等々が待ってます。

 

シンプルに考えても100度以上で動いている金属部分に燃えない常温の水が入るとアカンのはわかりますよね?

 

 

なので、基本はエンジンに水を入れない。

来ても吸気エアフィルターボックス内までで抑えるようにする・・ということが大事です。

 

 

ちなみにむき出しタイプにしてパワーが上がるのは抵抗の改善があるからですが、この抵抗は水が入らないようにする工夫の結果でもあったりします。

・・ので、どっちを取るか? で、冠水時のリスクが大きく変わるということですね。

 

 

ということで、基本ノーマル車両であれば深いところに勢いよくダイブしない限りは問題ないでしょう。

 

例えばですが・・

 

 

わたしの車の場合、ここまで水が来ても吸気に問題はありません。

※あくまでも理屈の話

 

エアクリーナーボックス向かって右ライトの後方にあります。

エアの吸気口はグリル右側のグリルが塞がっている後方にあります。

そこから導入路が左に伸びていて、左側上部から導入しています。

 

ちなみに赤ラインから下はラジエター/コンデンサーゾーンでここで仕切りが入っているので下から上に水が上がることは基本無いです。

 

なので、赤ラインまで浸かっても排気が確保できているのであればエンジンは動作します。

 

 

 

このようなイメージです。

ちなみにエアクリーナーボックスのエアフィルターの位置は導入ダクトよりも上にあります。

エンジンに水が入るケースが如何に少ないか?・・がわかりますよね?

 

 

純正の場合。

 

 

なので、一般乗用車の純正の場合は吸気についてはダイブしない限りは問題ないと思って良いです。

 

注)純正でも構造によるのでその確認をしておくことをオススメします。

 

 

 

ということで、冠水路でエンジンが止まるケースの多くは「排気ができなくなったから」が多数となります。

 

パターンとしては冠水路に飛び込んだ→ビビってアクセル戻す→アイドリングレベルに→排気圧より水圧が勝つ→吸排気できなくなりエンジン停止・・です。

 

 

 

そんなわけで、吸気よりも排気に気をつけろ・・ということで。

 

 

 

あと、むき出しタイプのエアクリやエアクリーナーボックスなどが低いスポーツカーなどは冠水路に突っ込まないようにしましょうね。

 

 

次回は「冠水路で止まった場合」です。

 

 

 

 

本日はここまで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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