Motor Magazine (モーターマガジン)2020年5月号 [雑誌]
みなさん こんにちわ
昨日のブログで世界的な自動車販売台数が右肩下がりになっているところに、新コロナが直撃した話を書きました。
中国での製造中止によるサプライチェーンの分断から始まり、自動車メーカー・サプライヤーの工場停止。
ひらたく言うと、店をあけたいけど材料がない状態になってます。
そこにコロナどーんですわ。
その状況の中、日米は中国に進出した自国企業にUターンを呼びかけ、支援をしています。
アメリカは100%移転費用を支援するということで本気ですね。
日本も先日サプライチェーン改革で2435億円の予算をつけてます。
これも日本製造業の中国撤退の支援用なんですが、2200億円はUターン、
残りは東南アジア移転の支援とかでたしか70%まで支援だったような
その金額なので、対象が限られると思いますが、早い話、中国での工場や製造機械はまきあげられるので、
その補填ができればいいとも言えますね。
まんまチャイナリスクですね。
このあたりは中国進出時に織り込み済みだと思いますが、技術と設備を全部抜かれるのがデフォな市場なので、
その活用方法はお察しくださいな感じですね。
逆をいうと日本/海外メーカーが中国でできることで最先端はないということです。
そのパーツの一部とかはありますけどね。
そんな中国の使い方は
現地で安く大量に作ってコストメリットを出す。
それを買う。
こういうことです。
国が噛んでくる合弁会社で資産を持ち出せないのでこういうパターンがメジャーですね。
あ、ボルボが唯一違うかも?
理由は簡単。中国資本だから。
で、その流れをドイツもフランスも作ろうとしています。
マスクも日本メーカー中国製造品が日本に入ってこなくなってるのは、そういう理由があるわけですが、
そういうリスクを今回再認識した国が多いので、見直しが入っていくって事ですね。
で、シンプルにそうなったとすると内需が上がるわけです。
当然雇用が発生しますが、アメリカはそれが目的でもあります。
でも必然的に高くなっちゃうんですよね。
社会構造がこれによって変わるので、その品質・利益の考え方も変わるので、
蓋をあけてみないとわからないもんですが、
一般的にそうなると部品点数が少なくてもいいように・・となっていくのが常かと。
で、自動車業界でそれのメリットが大きく出るのがEVだったりします。
理由は簡単。
部品点数が圧倒的に少ないんです。
これが普及すれば失業者が激増と言われるくらい、部品点数が少なくなります。
VWの場合、MEBというEV専用プラットフォームを持ってます。
内燃機のMQBと考え方は同じですが、これのメリットは部品も共通が多い事。
MEBはそれ以上に共通化が進みそうです。
で、多くの車種でパーツを共用してさらに行数が減っていき、人も・・
良し悪しありますが、これもまた事実。
つまり、コロナ収束に向けて工場の本国回帰が進む。
↓
内需が増える
↓
コストが問題に
↓
コストに有利なEVが加速
そんな流れがヨーロッパ、アメリカ、日本で起きそうに思います。
まぁ、予想ですが、これが数年以内に起きても不思議じゃないなぁ・・と思うんです。
え?中国市場は?・・て?
中国市場は自給自足なので、勝手に回ってください…で状況みつつ放置ちゃいますかね?
※VWは中国で2社合弁会社があり、それぞれで独自の中国専用モデルを作ってます。グローバルモデルが中国に輸出されることはありますが、中国専用モデルが一般的に言うグローバル市場に出ることはありません。出るのはパーツのみ…が基本です。
部品については問題が出ないレベルで購買は続くと思いますが、保険をかけて中国以外での製造も平行してやると思われ。
そんな感じで新コロナウイルスは世界のその問題を浮き彫りにしたといえましょう。
そんな感じですが、どうなっていくんですかね?
ということで時節柄、新コロナについての定番の注意点。
・密閉空間
・密集
・密接
この環境を避けるのは重要ってことで。
そして個々の対策。
・手洗い
・洗顔
・マスク
・はみがき
つまり、付着したウイルスを体内に入れない、ウイルスを出さないってことですね。
これらをきっちり続けましょう。
乗り切りましょう、緊急事態宣言期間。
取り戻しましょう、いままでの日常を。
時節柄、コロナについてのリンクを貼っときます。
下記の厚労省サイトが標準的なものになります。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
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