さて、少し前にコーディングしたらハイビームにならなくなったとコメントをいただきました。
原因はヘッドライトのユニット番号の指定が間違っているわけですが、
なんでこんな事が起きるかを解説しましょう
こちらの画像を見てください。
VCDSで09のコーディングを見たところですね。
多くの方はゴルフのコーディングを参考にすると思うんですけど、
問題はそこにあるわけで。
簡単にいうと、ここの指定が違うんですよ。
ドロップダウンリストがあるわけですが、ここにLEDの表記が無いですよね?
これはバージョンにもよると思うんですが、少し前のケーブルだとこのようになってるはず。
で、妄信してゴルフ7の設定を入れちゃうわけで。
つまりバイキセノンの数値を入れてるってことですね。
で、ユニットの指定が間違ってるので動作しなくなる・・てことです。
パサートのヘッドはハロゲンかLEDです。
ハロゲンだったらここのリストにあるハロゲンを指定すれば良いんですが、
LEDの場合は別の番号が存在するってことです。
で、ハイビームが効かなくなったかたは恐らく元に戻せなくなってる、
もしくは正確なユニット番号を指定できていないということになります。
元に戻せないって人は単純に触る前の数値を記録してないんでしょうね。
ここがVCDSで重要なところ。
変更前の数値は確実に記録しておきましょう。
と、いうことでLEDヘッドライト(プロジェクター)のデフォのバイナリは下3桁が100です。
ちなみにbyte2を1Dにすればハイビームアシスト付きとなります。
バイナリは101ですね。
でもって1Eにすればダイナミックライトアシスト付きのLEDとなります。
バイナリは110ですね。
もちろんここを変えたからといってこれらの動作をするというわけではありません。
他の設定もありますのでご注意を。
そんな感じですが、B8パサートでハイビームに切り替わらなくなった方は、コードが間違ってますのでまずは09 byte2 のバイナリの下三桁を100に戻せばいいってことで。
ちなみにディーラーでもハイビームに切り替わらない事例が多く報告されてるみたいです。
原因が特定できてないみたいですが、噂ではOBDにつっこんでDRLなどを設定するドングルで起きてることもあるとかないとか。
そんな感じなのでコーディングにはこれらがつきものですので、ご注意を。
ディーラーに泣きついても拒否されることもあるみたいっすよー
でわ。