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トヨタの真実と疑問 〜なぜヨーロッパを敵視する?〜

 

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みなさん こんにちは

さて。ちょっとトヨタが世を騒がせていますよね〜

少しでもトヨタと商売で関わった方たちはいろいろと思うことがあると思いますが、

いろいろと不思議なことがありますよね?

 

で、今回は販売台数から見る真実と疑問をご紹介。

さて、トヨタの1番の市場はアメリカです。

そして中国となるわけですが、なぜか最近はヨーロッパを敵視するような言動が多いですよね?

その結果、トヨタを盲信する声が大きい方はヨーロッパのやり方は〜・・みたいにいうわけで。

 

でもちょっとまってください。

ほんとにヨーロッパから敵視されるくらいシェアがあるのか?

そう思いませんか??

 

 

ということで、実態をご紹介。

 

さて、このグラフは2011年から2023年までの販売台数をグラフにしたものです。

ピックアップしたのは1番の市場、アメリカ。

そして日本と中国、そして欧州33カ国です。

 

見ての通り、一番大きな市場がアメリカであることは一目瞭然ですよね。

中国も台数が多いように見えますが、これはあくまでも数字の話。

この中国市場では合弁会社での事業なので、トヨタ単体の純然たるスコアと言いにくいものがあるんですよね。

なにせ半分中国です。

その中国の市場では人だけは多いので地産地消スペシャルを販売しています。

それらは結果的に現地オリジナルとなるわけですが、それはグローバルカーとは相入れない差が生まれていたりします。

そしてその売上、資本も合弁会社なので総取りではなく。

また中国は資産の持ち出しが制限されているので、ここの数字とお金はあってないようなもんなんです。

じゃあどういうメリットがあるか?・・ですが、それは現地で安く部品を作って輸出が非常に安くなるということでしょう。

中国現地モデルと部品を共有しておればスケールメリットは大きいですからね。

 

で、欧州は33カ国です。

 

 

 

さて、これらを比べて気づくことがありますよね?

欧州だけ集合体

 

そして日本の販売台数よりも少ない・・と。

 

 

さて、ここで疑問が。

 

よく電気自動車ネタで話題になるヨーロッパによるトヨタ潰し・・という表現。

これっておかしですよね?

 

そうなるくらいトヨタがシェアを握っていないとそうはならないですよね?

そのトヨタのヨーロッパでのシェアは・・

 

こんな感じです。

つまり、日本国内のようにどこみてもトヨタ・・ではないわけで。

 

そしてハイブリットのカテゴリーでも・・

その9割は他社のマイルドハイブリットなどです。

※このHEVというのはマイルドハイブリット、つまりは48Vシステムも含んでいます。

 

最近の報道などでヨーロッパでハイブリットが増えている・・というのはこのことですが、

その大半はトヨタではありません。

 

さて、この状況でトヨタは欧州の脅威となりますでしょうか?

台数やハイブリットもそこまでの脅威には・・

 

なりませんよねぇ

 

 

ではなぜそのような論調になったのか?トヨタ自体がその物言いをするのも滑稽ですよね?

 

それは実に簡単な話なのかもしれません。

 

2010年にアメリカの公聴会で現会長は必死に説明しました。

それはなぜか?

そりゃ1番の市場をどうにか維持したいからですよね。

 

そしてそのアメリカは電気自動車シフトを進めています。

 

トランプ派にゴリゴリに献金していたトヨタはバイデン氏になってからは色々とロビー活動をしました・・が、

アメリカではそれがバレ、評判が悪くなったりも。

 

その後トーンダウンして今に至るわけです。

 

で、降ってわいている欧州批判。

 

これ、客観的に考えたら、アメリカでそういうことを言うとまた問題になる。

だからヨーロッパで話題にして、その電気自動車シフトの悪い(と主張している)ことをアメリカに間接的に訴えているのか?・・となるわけで。

ヨーロッパ市場では「何言ってんだこいつ?」レベルで収まるわけですし、バランスとしてはちょうどいいともいえます。

 

 

その真実はわかりませんが、十分に考えられますよね〜

そして日本のトヨタ盲信者には非常に効くわけで。

 

 

 

なんにせよ、トヨタの販売台数の真実はこの通り。

少なくともヨーロッパではトヨタは日本やアメリカのように売れてはいない・・ということです。

 

 

さて、このヨーロッパの統計を見てもトヨタのハイブリットが最適解・・といえますでしょーか?

そんなわけないですよね。

で、なんなら電気自動車の販売台数のほうがトヨタの欧州販売台数より大きいわけですので、

トヨタハイブリットが電動化を阻止している・・ともならないわけで。

 

そんな感じですが、新型Eクラスや5シリーズなどはフル電動化となりました。

よく売れるDセグメントのこれらもカテゴリーはHEVになります。

そのような変化の結果、ガソリンが減ってHEVが増える・・といった動きになっているのかもしれませんね。

 

 

ということで、本日はここまで。

 

 

 

 

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