さて、日本国内ではピンとこないBEVシフトの大きな流れ、
様々な媒体で既に終わった議論が続けられており、忖度文化を感じるわけです。
でも色々なアプローチはあれど、乗用車は構造的にも工数的にも利益率的にも環境対応的にもBEVに行くことは間違いなく。
そしてそれらの問題は如何に上手に作り、シフトしていくか?・・となっています。
そんな中、BEVシフトでトヨタと同様にネガコメントを出していたステランティスも気がつけばいろいろと揃えているわけで。
この流れ、何気に面白くて偉い人は割と影響を出しそうなネガ発言、でも開発はちゃんと進んでて発表はサラサラ出てきています。
もちろんそこにその偉い人はおらず。
時空の歪みを感じますよね。
で、そのステランティスはBEVプラットフォームをしっかり準備しているわけで。
このようにSTLAシリーズで全てのサイズに適合した形で準備しているんです。
その中でも注目なのがミディアムプラットフォーム
それが先日発表されました。
次期プジョー3008で採用されるこのプラットフォームですが、ミディアム、つまりCセグメント向けですが、走行可能距離は700kmなんですと。
もうこれで十分じゃ?・・と思うそのスペックですが、このプラットフォームはステランティスグループが設立した2021年に発表したBEVアーキテクチャの一つだったりします。
しっかり開発された結果なのか、このミディアムプラットフォームは航続距離・効率・充電時間の点で「クラス最高」とステランティスが言うくらい出来が良いとのこと。
このプラットフォームで今後展開していくわけですが、そのステランティスは2030年までに欧州ではBEVのみの販売にすると宣言しており、
北米でも50%をBEVにすると言っていますので、このステランティスの流れは加速していきそうですよね。
ちなみにBEVへの移行が遅い国向けにはBEVプラットフォームに内撚機パワートレインを搭載していくとのこと。
発想が逆転しているのが興味深いですよね。
このプラットフォームは基本的にホイールベースが2700mmから2900mm、
全長は4300mm〜4900mm、最低地上高を220mm以上まで高めることができ、
オフロードでの走行性能も確保できるんだとか。
そしてモーターは2モーターも可能になっており、バッテリーは最大98kWhなんですと。
出力は218馬力〜388馬力で前輪駆動or全輪駆動となるわけですが、このモーターはステランティスと日本電産の合弁会社から供給されます。
しっかり入っている日本企業、すごいですね。
そして充電ですが、800Vアーキテクチャではなく400Vのシステム。
ただし、将来的には800Vも視野に入っているとのこと。
これの理由はやはりコストということです。
800Vはそう言う意味では普及するにはまだコストに難があるということになりそうですね。
効率は7.14km/kWh程度ということ。
※WLTPサイクル
ステランティスは欧米メーカーでも少しBEV開発が遅れている印象でしたが、これでそれらに並ぶ印象です。
そしてこのプラットフォームで年間200万台を狙うらしい。
Cセグメントに強いこのメーカーですからこれらを多チャンネルで販売すれば容易にその目標をクリアできそうですが、
この走行可能距離はなかなかの印象ですよね。
日本でも早ければ来年夏までには上陸するかもしれません。
これ完全にダークホースになりそうな予感が・・
本日はここまで。
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