さて、世は電気自動車です。
その中で台風の目になりつつあるのが中国メーカーです。
そしてアウディが中国企業のBRVプラットフォームを導入・・というニュースが最近ありました。
これについてどうもミスリードが多く、結局中国市場がどういうものか?・・が根本的にわかっていない媒体が多いんだなぁ・・と思う結果になったわけで。
ひどい媒体ではアウディは独自プラットフォームを持っていない・・みたいなことを書いているところもあり、
そもそもグループから理解しないといけないよねぇ・・と思うわけで。
マジ、それらの劣化って酷いよね。
基本VWグループ内ではプラットフォームの共通化はあります。
ポルシェのカイエンとアウディQ7、フォルクスワーゲントアレグ等が同じとか、
マカンとQ5が同じとか、ティグアンとQ3が同じとか・・と同様の理屈です。
それでないとコストメリット出ませんから当然ですよね。
でも今回のこれは電気自動車について。
フォルクスワーゲングループはMEBや開発中の高級車向けPPEでグループ内に展開していくわけで、
これらも同様の理由です。
では中国の話はどういうことか?
中国は基本外資は合弁会社での運用となります。
テスラだけ独資ですがこれが異常。
で、それらの合弁会社は何を今までしていたか?
それは中国市場向けの車の製造です。
アウディはFAW(中国第一汽車集団)とSAIC(上海汽車集団)と合弁会社を作っており、
それらで別々の地産地消スペシャルを製造しています。
そして今回の話、これはSAIC(上海汽車)のBEV高級チャンネル、IM Motorsのプラットフォームを使う・・・という話なんです。
これについて意味不明な考察をしている媒体もあるわけですが、その理由をアウディの次世代EVに適さないから・・みたいなアホなことが書いてあったりも。
グループオリジナルのPPEプラットフォームでアウディはアルテミスプロジェクトを進めています。
これが次世代中の次世代なのに一体何を見てそんなことを書けるのか?・・と思うわけですが、
話を戻しましょう。
なぜそういう流れになったのか?
こんなコンセプトカーがあります。
これは中国での都市部での富裕層向けに開発されているとされる電気自動車です。
極論、中国向けの地消地産スペシャルになるわけで。
これらを作ることにおいて、ドイツ製造・・になるわけはなく。
そして今までもそうですが、地消地産スペシャルは現地メーカーで作っています。
電気自動車も地産地消スペシャルなら同様にしたくなるわけで。
で、グローバルモデルでないならそれでいーやん??・・な話になった・・というわけで。
内燃機も合弁でそういうモデルを作っていますから、特に難しい話ではないですよね。
当局がOKすれば無問題なわけで。
で、その流れになった・・というわけです。
つまり、あくまでも合弁会社で作るそれは地産地消スペシャル。
なのでグローバルカーにはならんわけで。
これは中国から資産を持ち出せない等を知っているとそうする理由もわかりますよね。
ちなみにSAICはMGブランドをグローバル展開していますが、これはSAIC単体だからできるわけで。
そしてそれらはグローバルカーです。
つまり現地向け合弁会社製造の車は現地以外に出さない
グローバルカーは合弁会社では作らない
中国自動車メーカーの海外向けはきっちり作られている。
こういうのが基本的な見方であるといえます。
これをシンプルに説明すると、中国で一汽トヨタという合弁会社があります。
そこでbZ3という電気自動車を販売していますが、この中身は現地モデルのOEMという感じで。。
このbZ3のプラットフォームをe-TNGAと言っていますが、これは言っているだけと思われ。
いわゆるトヨタのe-TNGA電気自動車用のプラットフォームを指している総称。
決してbZ4Xと同じというものではありません。
これは一汽トヨタはアウディの合弁会社と同様のFAWと組んでいると言えますが、このFAWが作っている電気自動車を見てみると、
「あれ?bZ3?」と思える車があったりするわけで。
アウディのそれも基本的にはそれと同じということです。
間違ってもグローバルモデルの中身が中国メーカー・・・となるわけではないということですね。
ちゃんと理解すること、大事ですよね。
本日はここまで。
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